スポーツクラブは悪くない
やよい軒をよく利用するのですが(なぜか行動範囲によくある)、「さばの塩焼き」と「卵焼き」が鉄板のKoheiです。
今日も、そちらを夕飯にいただきました。
これは先日の自家製醤油麹を使ったお弁当。
▼運動不足の影響▼
さて。
新型コロナの影響が日に日に日常生活に様々な影響を及ぼしています。
「テレワーク」・「時差出勤」・「休校」はもとより。
新入社員がいきなり4月1日から特別休暇・外出の自粛要請によるよくわからない買い占め・・・・等々。
その買い占めてるカップラーメンやレトルト食品で、免疫に必要な栄養素がめっちゃ使われて、余計に免疫力が下がるぞ・・・
個人的にニュースの報道の仕方ででひとつ不満なことがありまして。
「感染源が特定しづらい新型コロナの罹患者が増えている」のはわかるんですが(実際、もう特定できる範囲ではなくなってるでしょうから)、スポーツクラブとかジムが悪いって書かれ方をされるのがどうも納得いかないんですよね。
スポーツクラブは「運動を提供する場」として、非常に重要な機能を果たしているはずです。
それが、地域の方々の心身の健康に寄与していることは紛れもない事実です。
こと新型コロナに関しては、もしかすると罹患するリスクがある場かもしれません。
それでも、「心身の健康」という観点から考えれば「身体を動かす場」「運動を提供する場」は絶対に必要です。
運動がもたらす効果は、高血圧や糖尿病といった内科的疾患の改善や予防。QOL(生活の質)の向上。骨や筋力の維持・強化。スポーツクラブ等においては、スタッフや他のお客様との他者とのつながり・・・。
等、あげればきりがないくらいです。
そんな中、個人的にはフレイルを心配しています。
▼フレイル▼
フレイルは、筋力低下などの身体的要素、認知症やうつなど精神的・心理的要素、独居や経済的困窮などの社会的要素で構成されます。
activesenior-f-and-n.com
加齢などにより筋力や筋肉量が減少すると活動量が減り、エネルギー消費量が低下します。さらにその状態では食欲が湧かないので、食事の摂取量が減り、タンパク質をはじめとした栄養の摂取不足による低栄養の状態になります。低栄養の状態が続くと体重が減少し、筋力や筋肉量が減少していきます。こうした悪循環をフレイル・サイクルと呼び、転倒や骨折あるいは慢性疾患の悪化をきっかけとして要介護状態になる可能性が高くなります。
そう。
シニアの方が外出を自粛し自宅にこもることは、新型コロナへの感染リスクは減るかもしれませんが、フレイルまっしぐらとなります。
※ただし、新型コロナに関してはまだまだ未知な部分が多いですから、外出を促すモノではありません。
フレイル状態→思わぬところで転倒→病院受診(今や病院が新型コロナの1番のリスク。骨折して入院となれば病院に滞在する時間が長くなる)→入院(新型コロナ罹患のリスクが高まる)。。。
みたいなことになってしまう可能性だってあるわけです。
運動指導者としては、「日光に浴びてウォーキングをする」ことは不要不急の外出に該当しない範囲ですからぜひ行っていただきたいと思います。
▼日光を浴びるメリット▼
日光を浴びると体内で「ビタミンD」が生成されます。
このビタミンDは、免疫力を高める働きがあります(何でか絶対にテレビではやらないけど)。
免疫力を高めるわけですから、当然インフルエンザや風邪の予防、新型コロナの予防にもつながります。
ちなみに花粉症にも大変効果的です。
さらに、体内でカルシウムの吸収を高め、骨や歯を健康に保ち骨折を予防します。
ビタミンDは食べ物からも摂ることができます。
イワシ・鮭・きくらげ等、魚類やキノコ類から摂取できます。
▼免疫力を高める▼
この週末は天気も悪く日光を浴びることができません。
阪神の藤浪選手が新型コロナの陽性になりましたが、「味覚異常」があったということです。
味覚異常となると、「亜鉛」不足が考えられます。
亜鉛は免疫に非常に関与します。
貝類・レバー・納豆等に多く含まれます。
また、タンパク質やビタミンCも大切です。
外にでて運動ができないなら、やはり身体を作る「食事」に気を使った週末を過ごしませんか?
ニュースに一喜一憂することなく、自分にできることを。
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池田幸平(Ikeda_Kohei)
NSCA-CPT(パーソナルトレーナー)
中高保健体育教員免許
always.enjoy.ky@gmail.com
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