Koheiの筋トレ・栄養よもやま話

大阪の北浜を中心に活動するパーソナルトレーナーKoheiによる筋トレや栄養のお話

ダイエットは「何で太ってしまったのか?」を考えた方が良い

昨日、合同で初めてインスタライブをやったのですが、始める30分前から妙にソワソワして部屋の模様替えをしたKoheiです。

自分たちを知っている人しか見ないのに、いやに緊張しましたね(笑)

そういえば、昔テレビの生放送に何回かでたことがあるんですが、アナウンサーの方と流れをしっかり確認して、その通りにやる(台本通りにやる)のをめっちゃ意識してたなーなんていうのを思い出しました。

 

1日に消費するカロリーの内訳

さて。

昨晩、我が家は焼肉でした。
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僕がお肉をガッツリ食べたくて、次男(3才)を自転車の後ろに乗せて一緒に買い物に行きました。

 

1日の消費カロリーの内訳は、だいたい下記の通りです。

基礎代謝(体温を維持したり呼吸をしたり、生命維持に最低限必要なエネルギー)⇒70%程度

・生活代謝(いわゆる日常生活。通勤での徒歩・仕事をする等)⇒20%程度

・食事誘発性熱産生(消化活動中に発生するエネルギー)⇒10%程度

基礎代謝は筋肉量に左右されるのですが、およそ「体重×23」程度あれば標準とされます。ただ、年齢によって若干係数は変わります。

ダイエット体脂肪率を下げる)は、基本的にまず「消費カロリー>摂取カロリー」の図式ですから、1日の消費カロリーの約70%を占める基礎代謝を向上させることは必須となります。

このため、体重・体脂肪率を減らす際にはやみくもに有酸素運動(生活代謝)を増やすよりも、筋力トレーニングをすることで基礎代謝を増やすことをおススメします。

つまりダイエットに筋トレは必須ということです。

ちなみに「ダイエット」の語源はギリシャ語の「ディーエター」で「生活習慣」という意味です。

つまり体重や体脂肪を減らすというのは副次的なモノで、本来の意味合いで考えれば生活習慣(特に食生活)を見直すことを指します。

筋肉量が増えるということは、毛細血管も増え、体内での血の流れもよくなります。

そして、筋トレをしている過程である程度心臓にも負荷がかかるため、心臓の筋肉も強くすることができます。

更に、息があがる(心拍数が上昇する)ことで横隔膜が動き、内臓を刺激します。

結果として、体温(平熱)の上昇・冷え性の改善・便秘の解消・血圧の安定・持久力の向上等が期待できます。

その上で、有酸素運動をすると非常に効率よく体脂肪を燃料として使うことができます。

緊急事態宣言が発布されてから重たいモノを担いでいないので、ここまで書いて無性に筋トレをやりたくなってきました…。

 

DITって何?

何となく「基礎代謝」と「生活代謝」についてはわかると思うのですが、「食事誘発性熱産生」とは一体何でしょう?

DITは「Diet Induced Thermogenesis」の頭文字で「食事誘発性熱産生」と訳されます。

上記の通り1日に消費するエネルギー(カロリー)の約10%程度を占めると言われています。

食事を摂った後、栄養素が分解されていく過程で熱(カロリー)が発生するため、食後は代謝量が上がります。この増えた分の熱を「食事誘発性熱産生」と呼びます。

そして。

このDITは、摂取する栄養素によって異なります。

・タンパク質のみ摂取した場合:約30%

・糖質のみの場合:約6%

・脂質のみの場合:約4%

・混合食(一般的な食事)の場合:約10%

つまり、「タンパク質を消化するためにより多くの熱(カロリー)を消費する」ということです。

このため、少しでも消費カロリーを増やしたい場合は「高タンパク食」がおススメです。

また「噛む回数」が多い方がより熱も生みますし、噛むことで胃酸の分泌が促進されるため、よく噛んで食事をすることも大切です。

 

何事もバランス

「高タンパク食が良いんだな!」ということで、ひたすらお肉を食べれば、それはそれで身体は変調をきたします。

まず、「そもそもお肉を消化できる身体の状態か」ということがあります。

極端な例ですが、筋肉量が少なくやせ細った方にステーキを出しても、まず食べることができません。

消化するために必要な消化酵素もタンパク質からできています。

・口では唾液に含まれる「アミラーゼ」。これは炭水化物を麦芽糖という形に変えます。

・胃では「ペプシン」。タンパク質をペプトンという形に変えます。

膵臓で作られるのは「アミラーゼ」や「リパーゼ」。アミラーゼは糖質を。リパーゼは脂質を分解します。

こういった消化酵素が少ないと、身体も消化に多くのカロリーを必要とするタンパク質を欲しなくなります。

健康な方でも、お腹にガスがたまったり、便秘になったり、腎臓機能の低下を引き起こしたり…といったデメリットも挙げられます。

高たんぱく食と健康リスク:世界の最新健康・栄養ニュース

 

もしくは、糖尿病のリスクを上昇させるといった研究もあります。

筋トレするなら知っておきたい「タンパク質の摂取と糖尿病のリスク」〜最新エビデンスと予防戦略|庵野拓将(あんの たくまさ)|note

 

さらに高温調理(揚げる・焼く)された肉はAGE(終末糖化産物)を発生させます。

AGEは、糖尿病・動脈硬化心筋梗塞・腎不全・アルツハイマー等のリスクを上昇させることが示唆されています。

 

まず、タンパク質は肉・魚・卵・豆が摂取源ですから、それらをバランスよく摂りたいですよね。

炭水化物は筋肉や脳を動かす重要なエネルギー源です。

脂質は、細胞壁の材料になったり、ホルモンの材料になったりバランスを整えたりします。

ビタミン・ミネラルは、代謝を促したり身体がより良い状態であるように精密にバランスをとっています。

「動と静」「陰と陽」「表と裏」

要は何でもバランスが大切だということです。

何か一つを悪者扱いする必要はないし、何か一つを妄信して摂ることもありません。

もちろん何を食べるか食べないか、運動をするかしないか、選択は個人の自由です。

もしダイエットをするのなら「何で太ってしまったのか」「痩せてどうなりたいのか」を自分の中でクリアにした上で取り組むと、食事や運動の選択が主体的になり、ダイエット本来の意味である「生活習慣」「食習慣」の見直しにつながり、それが主体的な人生へと導いてくれることになると思います。

 

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◆自己紹介◆

池田幸平。1983年10月3日生まれ。てんびん座のAB型。

中学生からバスケットボールをはじめ、高知大学在学時にはインカレ(全国大会)に出場。

大学在学時から大手スポーツクラブでフィットネスインストラクターのアルバイトをはじめ、グループエクササイズの楽しさに目覚める。

大学卒業後、教職かフィットネスインストラクターかで迷うも、大手スポーツクラブに入社。

その後、施設運営に携わりながら、インストラクターの養成にも携わる。

長男の誕生を期に自分の人生について考え直し、次男の誕生を期に退職。

その後、パーソナルトレーナーとして活動を始める。

現在、3人の男の子のパパであり、運動の楽しさや食事の奥深さを多くの方に感じてもらいたいと思い活動中。