採血の結果から考察してみる
クリスマスイブといえば、学生時代から毎年決まってボディパンプのレッスンをやっていたKoheiです。
まぁ、サンタのコスプレをしたり、クリスマスっぽい曲を選んだり、学生時代のクリスマスといえばスポーツクラブでレッスンをして過ごすという感じでした。。。
もっと学生時代に遊んでおけば・・・と思いますが、高知って遊ぶところがなくて・・・。
ま、それはさておき。
先月、やっと自分自身の採血に行ってきました。
焼肉食べ放題の次の日に行くという暴挙にでましたので、どんな結果になるのかなぁと思いながら、結果を待っていました。
ここから下に記載することは、自分自身が「分子栄養学」を学んでいる課程で得た知識です。
採血のデータから疾病の有無を判断したり、診断行為をすることは医師にのみ許されています。
あくまで自分自身の健康増進のためですので、もしご興味がある方はこちらから「分子栄養学実践講座」の案内をご覧ください。
何はともあれタンパク質
身体を構成する最も重要な栄養素は「タンパク質」。
内臓も、血管も、筋肉も、栄養素を運ぶ役割も、睡眠も、全てタンパク質をしっかり体内で使えているかどうかが非常に重要な鍵をにぎっています。
「じゃあ、プロテインを飲めばいいんですか?」
と聞かれることも多いのですが、答えは僕の場合は基本的に「No」です。
自分自身も、ほぼプロテインドリンクは摂りません。食事から摂取します。
今、オールインワンの食材やプロテイン、サプリメントなど、非常に手軽に栄養補給できる時代です。
でも、少し疑問に思いませんか?
・それって、健康なの?
・それ、一生続けれる?
・じゃあ、歯って何のためにあるの?
・食事で幸福感を感じてる?
考え方は様々で良いと思います。
僕は、ひと様の食事の選択、つまり人生の選択に口をだせるほど偉くもなければ、できた人間でもありません。
ただ、もし何か不調があったり、毎日の生活に疲れていたり、もっと楽しく毎日を過ごしたいという方が僕をみつけてくれて、そういった方の役に立てればよいなぁと思っています。
採血の結果から何がわかるのか?
さて、分子栄養学では、まず「AST」「ALT」という項目をチェックします。
それぞれ「20」という数字が基準になり、それより高い・低い、それぞれの数値の差がどれくらいあるか、というところから身体の中で起こっていることを予想します。
僕の採血の結果は・・・
AST:49
ALT:57
でした。
基準値が20ですから、劇的に高い数字となっています。
しかも、ALTの方が高いので、肝臓に炎症を起こしているのではないか?とも見れます。
また、心臓にに炎症をきたしていて、日常生活を見直す必要もありそうです。
基準値より高いことは予想していましたが、ここまで高いとは思いませんでした。
確かに、タンパク質は毎日130gくらい(お肉でいえば600gくらい)摂っているので、その処理で肝臓は頑張っていると予想されます。
また、アルコールはほどほどに(ほんまか?)いただきます。
で、「肝臓」と「心臓」の炎症なんですね。
ん?
まてよ?
肝臓はアルコールの解毒や、新陳代謝、糖新生など、様々な役割があります。
確かに、僕に食生活は肝臓に負担が大きそうです。
食生活以外で考えなければいけないのは、「運動習慣」です。
僕は、週に3回~4回は筋トレをします。
脚・肩の日。胸・二の腕の日。背中・力こぶの日。みたいな感じで3回にわけて、それぞれを週1回でまわしていくのがベースです。
最近、少しそのローテーションを変えたので、春先にどんな体つきになっているのか楽しみです。
さて、少し脱線しましたが、筋トレは筋肉の「破壊行為」。
その壊れた筋肉に栄養を送るためにも、肝臓は頑張ります。
また、トレーニングをしている最中は心拍数もあがりますので、心臓にも負担がかかっています。
ということは、激しい運動をしている人であれば、この基準値より高いことは当然の結果といえそうです。
ちなみに、これらの項目で「20」を下回っていると、「タンパク質不足」を疑います。
もしくは「腸内環境の改善が必要」ということも読み取れます。
また、そこから「睡眠の質」や「幸せ感を感じられているか」なども、この項目に関与するところです。
では、僕の場合、タンパク質を摂りすぎているのでしょうか?もしくは実は適正量なのでしょうか?
総タンパク量
これは、検査項目でいくと「アルブミン」「グロブリン」という項目を見ます。
2つを足して「7.5」が基準値となります。
僕の結果は「7.6」。
おっっっっと、ド標準です!!!
ということは、毎日お肉を600gくらいたべていて、僕の身体に必要なタンパク質量としては適正量という風に考えられそうです。
食べたは良いけど使えてるのか?
タンパク質の摂取量はどうも適正量っぽいですが、「AST」「ALT」ともに大幅に基準値をオーバーしていたし、お酒は飲むし、本当に炎症が起きていないのでしょうか?
口にした食べ物をしっかり消化できているか、きちんと吸収してエネルギーに変えられているのか、それをみるために「尿素窒素」という項目を見ます。
これは「タンパク質の燃えカス」と考えます。
そして肝臓の疲労具合をみるのは「γ-GTP」です。これは、そもそもタンパク質の摂取量が少ないと結果数値も低くなりますし、肝臓に炎症があれば高くなります。
尿素窒素の基準値は「15」
γ-GTPの基準値は「15」
僕の結果は・・・
尿素窒素:21
γ-GTP:23
おっと、これは少し高めですが、ギリギリ許容範囲内といったところでしょうか。
つまり、「肝臓はちょっと疲れ気味だよ」というサイン。
自分の感覚としては、ここ最近睡眠の質が悪いので、肝臓が回復しきっていない感がありましたので、「まぁ、やっぱりな」といったところです。
これらをまとめて
筋トレとタンパク質量に関しては、今のままでOK。
ただ、肝臓が疲れ気味なので、ここが回復すればトレーニングの質や効果がもう少し改善できそう。
つまり、肝臓の疲労回復がカギ。
そのためには「良く寝る」必要があるので、ちょっとお酒減らしますか?
といったところでしょうか。
これらの項目は、健康診断や献血でも調べられる項目なので、こういったことを知っておくと自身の健康管理に役立ちますね。
ただ、あくまでも「自己判断」ですので、専門的な判断はドクターの判断を仰いでくだだいね。
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大阪市内(梅田・北浜周辺)を中心にパーソナルトレーニングや栄養指導を行っています。
🐴池田幸平
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